美容整形とは、国語辞典によると、「容貌や容姿を美しくするために、外科的処置・手術を行うこと。二重まぶた・豊頬(ほうきよう)・豊胸・皮下脂肪除去など。」とあります。(三省堂「大辞林 第二版」より)。つまり美容整形とは病気の治療ではないにも関わらず、身体の組織に手術を施すものです。そのため保険は適用されず、かかる費用はすべて自己負担ということになります。
美容整形を受けたいという女性が昔に比べて増えてきています。美容整形したいという女性たちの動機は何でしょう。最もあげられるのが次の二つの理由です。それは「自分で気になって」と「人に言われて」というものです。このふたつのうち「自分で気にして」を挙げた人は、自分がどのようになりたいかがよく分かっているので、処置後の満足度が高く、トラブルも比較的少ない傾向があります。しかし、一方の「人から言われて」を理由に挙げた人は、自分がどうなりたいかが不明瞭なので、「こうなりたい」というイメージがないので美容整形を繰り返しても満足が得られない。最近では、就職活動中の学生さんが、面接時に印象のいい顔にしたいので美容整形を受けたいという人も見られるようになりました。他の人からみたら、「そんなことで悩むことないのに」と思えても、本人にすれば大問題なわけです。試験管から気に入られるにはどのような外見がいいのかなんて本当のところは誰にもわかりません。こういった方の中には心の不安を抱えている方も多く見られます。
美容整形は以前なら、顔の整形手術だと、手術で目を二重にしたり、鼻を高くするためにシリコンを入れる方法が多かったのですが、最近ではメスを使わない「プチ整形」と言われる、ヒアルロン酸やボトックスなどの注射やフラッシュ光の照射だけの方法で、顔のシワ取りや美顔、隆鼻などを行う方法が増えてきて、今まで美容整形に抵抗があったという女性たちも比較的気軽に受けることができるので、利用者が大変増えている傾向にあります。
美容整形とは別に「形成外科」というのがありますが、どこが違うのかというと、外見を整えるという意味では同じですし、施す手術も範囲も変わりはありません。ただし、美容整形は、本人の意思で正常な状態に手を加えるものです。一方、形成外科の場合は、火傷やケガなどによる傷やケロイドを治療するための医療行為に当たります。
美容整形で現在いちばん多いのは、二重まぶたの手術です。次いで、鼻の形の整形。その次がシワ・シミの除去、4番目が豊胸で、5番目が脂肪吸引という順番です。このうち、鼻の形は骨格の問題、脂肪吸引は体型の問題、シワやシミは年齢と共に増加する問題、つまりアンチエイジングの領域になります。